住宅火災事故での死亡に至った理由の7割は、「逃げ遅れ」であると言われています。
もし、早く火災に気づいていれば、死亡という最悪のケースにはならなかったと考えられるのです。
住宅全焼、自力歩行困難者等親子3人が死亡
10月26日20時20分頃、宮崎県宮崎市において木造瓦葺2階建て住宅から出火し、約250平方メートルを全焼、さらに隣接の木造瓦葺平屋建て住宅1棟を部分焼した。この火災で、火元住宅から2名の自力歩行困難者と1名の高齢者の3名の死亡が確認された。
なお、この住宅は、宮崎市消防局が実施している災害時要援者登録制度には未登録であった。
この火災を契機として、死者が発生した住宅火災について住宅用火災警報器設置に関する検証を5事例実施したところ、火災を早期に気づき、付近住民による協力などにより死亡を回避できたであろうと推定された。(宮崎市消防局)
  住宅火災、5人が死亡
10月21日午前5時30分頃、福岡県Aさんの方の1階から出火、木造2階建て住宅229平方メートルを全焼した。四世代が同居する10人家族の住宅で、焼け跡から妻、祖母、娘婿、孫2人の5人が死亡、孫1人が負傷(火傷)した。妻は一旦避難したが、家族を助けに家に戻り死亡。2階で就寝していた娘夫婦と子供のうち、娘は2階のベランダから車庫の屋根に飛び移り避難したが、ご主人や子供2人は逃げ遅れ死亡した。今度も、住宅用火災警報器の普及啓発に努め、早期設置を促進している。(京葉広域圏消防本部)
★住宅全焼、3人が死亡
11月15日0時50分頃、奈良県高市郡のM方から火災が発生し、2階建て住宅延べ約290平方メートルを全焼、Mとその妻、母の3名が死亡した。なお、妻は火災発生後、救助のために再進入を試み亡くなられた悲惨な事案でありました。
本件は、住宅用火災警報器の未設置住宅であり、当消防本部においても、住宅用火災警報器の普及等の焼死防止対策に取り組んでいる中での悲劇でした。(中和広域消防組合消防本部)
  老父娘死亡火災
11月28日9時06分覚知。秋田市の木造・サイディング張り・鋼板葺き2階建て住宅延べ面積155平方メートルから出火し、焼損面積約3平方メートル、家人の男性と娘の2名が死亡。1名は避難行動を取っているが、co-Hb(※一酸化炭素)が比較的高濃度であることから火災の発生を認知するのが遅く、逃げ遅れにより死亡したものと推定される。
もし、住宅用火災警報器が設置されていれば、早期に火災を感知し避難できたであろうと考えられる。(秋田市消防本部)
(参照:総務省消防庁資料より)
住宅用火災警報器の設置により、最悪のケースを免れた事例をご紹介します。
★愛知県名古屋市
午後2時頃、1階台所で住人が鍋をガスコンロの火にかけ、その場を離れた。その後、鍋から煙が出て2階階段に設置されていた住宅用火災警報器(煙式)が鳴動した。隣人がその音が聞いて、駆けつけたら、煙が出ていたので119番通報した。鍋の焼焦げで火災には至っていない。なお、台所は熱式の住宅用火災警報器のため発報しなかった。
  ★兵庫県三田市
午前6時40分頃、木造瓦葺2階(一部平屋)建ての住宅居室から出火。家人は2階寝室で就寝中であったが、階段に設置されていた住宅用火災警報器の鳴動に気づき、1階から屋外へ避難し、命に別状なし。通報は付近住民からで住宅は全焼した。
★鹿児島県枕崎市
21時50分頃、木造モルタル2階建瓦葺き 約68平方メートルの専用住宅から出火。火元家人である一人暮らしの60代女性(歩行困難)が1階で就寝中、住宅用火災警報器の警報音で目が覚め、自宅の加入電話にて119番通報した。通報後は自力で玄関まで移動し、隣接移住の家族の助けにより避難した。その後、家族が初期消火のためバケツで2回水をかけるが失敗し、全損した。
 
★鹿児島県鹿児島市
1世帯3人が移住する専用住宅から警報音がするのを隣人が気づいた。見ると家から煙が出ていたが、鍵が掛かっており中に入れなかったため119番通報した。現場到着した消防隊が鍵の掛かっていなかった開口部から進入し、鍋の空焚きを発見、こんろ火を消している。事案発生時、留守であった。住宅用火災警報器は、9日前に設置したばかりであった。
参照:総務省消防庁資料より)
住宅用火災警報器には「熱式」「煙式」があります。これは異常な熱、煙のどちらに感知するかとの違いがあります。
住宅火災警報器(熱式)
まもるくん10警報タイプ(ピー音)●熱式
住宅火災警報器(煙式)
まもるくん10警報タイプ(ピー音)●煙式

法律の改定などで悪質な訪問販売の犯罪が多発します。
その見極めはNSマークが表示されているかどうかを基準にしてください。
表示されていない製品は、規格に適合しているかどうかの証明はされていないことから、火事でもないのに少量の煙でも感知することもあり、また、その場合、警報音を直ぐに停止できないものもあります。
住宅火災警報器は、安心の会社できちんとしたものを購入することをおすすめいたします。
ご注意を!悪徳業者の手口!
・法律で設置が義務になったので、早急に取り付けなければいけないと迫る
・役場、消防署から来たと騙す
・強引に家に入ろうとする
・回覧板で回しており、地区の全戸に取り付けに回っているからと心理的に追い込む

被害にあわないためには・・・
消防職員は訪問販売はしません。
・自分の家にはどの箇所に設置する必要があるのかあらかじめ知っておく。
・承諾を得ず点検をしはじめるなど、「怪しい」と感じたらその場で断る
・点検は個人で容易にでき、点検業者に依頼しなければできない作業ではありません。
・事前に見積もりをとり、工事内容をよく確認すること。
・罰金という言葉におびえて動揺しないこと。(罰金はありません!)
★福島県いわき市
販売員1名が訪れ、「住宅用の警報機が設置義務になりました。その内、消防署で点検に来ますので、設置したほうがいいですよ。」と言われ、1個21,000円(消費税込み)で計2個購入した。

★鳥取県益田市
男性2人が来て、「住宅用火災警報器」がありません。」「回覧が回っているはずだ。」と話し、台所の壁に1個設置し、19,900円を請求した。契約書にサインし請求金額を支払った。契約書は市に提出と言って持ち帰った。

★秋田県横手市
60歳代女性(一人暮らし)宅に「市から来ました」と男性2人が訪問。今度住宅用火災警報器が義務になり取り付けますと言い、押し売り的で怖くなり断ったが、ずかずかと入り台所に1個取り付けた。22,000円を請求され現金で支払うと、2週間ぐらいしてから領収書を送ると言って帰っていった。その後、怖くなり通報した。
★兵庫県明石市
高齢者宅に男性3人が訪れ、「電気の安全で、漏電予防のため法律が改正され、警報機を設置しなければならなくなった。」と消防法令改正の印刷文を見せて説明している間に他の男たちが機器らしいものを取り付けた。そして、30万円を請求したが手持ちがないことを伝えると、また取りに来るからと伝え立ち去った。その後、先の男から電話でお金の確認があり、数分後に受け取りに来たので支払った。取り付けられた機器は全く感知機能などなく、住宅用火災警報器の類ではないもので、残していた工事終了証明書、領収書などに記載されている事業所名や電話には該当がなく、詐欺行為であることが判明したため、その旨を当事者に伝え、警察へ通報した。

★岩手県九戸郡
70歳後半の夫婦の家庭に本部の方から来た、と男性2人が訪問し、住宅用火災警報器の設置が義務になり、取り付けなければならないと言って、家の中にずかずかと入ってきた。お金がないと言って断ったが、ローンでも良いと言われ、購入を勧められた。その後、心配になり消防団員に相談した。
参照:総務省消防庁資料より)


新築住宅:2006年6月〜
既存住宅:2006年6月〜2011年6月
までなっています。
各自治体毎に設置基準に若干の違いが有るので、詳細は各自治体にお問い合わせください。 さらに詳しい設置場所などの情報はこちらからご覧いただけます。
 
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住宅用火災警報器 まもるくん10警報タイプ(ピー音)●煙式(光電式) 
住宅用火災警報器 まもるくん10警報タイプ(ピー音)●熱式(定温式) 
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