エアざぶとん（ブルー）[和弘プラスチック工業]

開発の経緯と目的

被災地では、ダンボールの上に被災者の方々が寝ていました。季節がまだ東北では寒い時期です。
災害時に少しでも役立つ製品を作りたいという想いで開発しました。

その後、開発を継続して100kgの体重でも破れない素材、人が寝ることのできるサイズ、製袋するための機械開発とたくさんの壁を乗り越えて開発を進めました。

製品特徴

エアざぶとんは、以下の特許を取得している製品になります。
「逆止弁のある気道を形成した合成樹脂フィルム製の風船体」（特許第4885315号）
上記特許にて、このような提案が可能になりました。
最大のメリットは、単一素材（PE）での製造が可能なこととなります。

●製造・原料コスト軽減効果
●リサイクルへの対応
●安全性の高い製品
●食品衛生法でも使用適合された製品（ポリエチレンを採用）

製品サイズは、現場（被災地）からの声をいただき規格化しております。
ホックを連結することで、ベットに。
ホックを外すことで座布団として、２枚を連結することでお子様が寝ることができるベットへ、１枚を丸めることで枕としてご利用できます。
様々な場面においてご活用いただけるサイズとなっております。
●エアざぶとん　１枚のサイズ　横66cm×長さ93cm

安全性

日用品としてご利用いただくための取り組み

１．フィルムについて
製品は、ポリエチレン１００％となります。肌に触れてもかぶれにくい素材となります。
（ポリエチレン１００％は食品衛生法で包装材として認められています）
また、ポリエチレン１００％はリサイクルも可能。燃焼してもダイオキシン類の発生がありません。
子どもが口に入れても安全な製品です。

２．耐荷重について
製品の耐荷重は100kgとなります。品質試験において102kgの負荷を１時間かけても空気漏れがない試験結果が出ております。また、強度があり伸びのある、破裂しにくいフィルムを採用しています。